大腸内視鏡検査
増え続ける大腸がん
近年、生活や食習慣の変化から、大腸がんが非常に増えています。大腸がんは「最も治りやすいがん」としても知られており、早期に見つかれば90%は完治させることができます。ただし、大腸がんは早期の段階では症状が全くないため、早期発見のためには症状のない段階で何らかの検査を受ける必要があります。
腸にやさしい内視鏡検査
大腸内視鏡検査は大腸がんに対する最も精度の高い検査であり、早期発見だけでなく内視鏡治療でがんを完治することも可能です。しかし、大腸内視鏡検査は「辛そう、痛そう、はずかしい」というイメージで敬遠されがちなのも事実です。大腸内視鏡検査に伴う苦痛の一番の原因は、内視鏡や腸内に入れる空気によって腸の壁に過剰な負荷がかかってしまうことです。当クリニックでは「楽で、苦痛のない」腸にやさしい内視鏡検査にこだわっております。
腸にやさしい挿入方法
大腸内視鏡は挿入方法による苦痛の差が顕著な検査です。当クリニックでは内視鏡専門医による腸に負担のかかりにくい挿入方法(軸保持短縮法)で、苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行っています。
腸にやさしい内視鏡
当クリニックの大腸内視鏡は、最新式の高画質細径スコープを使用しています。直径11mmと非常に細くて柔らかい内視鏡であり、腸への負担が少なく、患者さんの苦痛も軽減できます。
腸にやさしい炭酸ガス送気
当クリニックでは、観察の際に空気ではなく、専用の装置を用いて炭酸ガスを送気しています。炭酸ガスは空気に比べて生体への吸収が200倍早く、拡張した管腔を速やかに収縮させ、検査終了後の腹部膨満感からくる苦痛を緩和することができます。
また、少量の鎮静・鎮痛剤を使用することで、リラックスしてより楽に検査を受けていただくことが可能です。
前処置は複数の方法からお選びいただけます
検査前に腸をキレイにすることを前処置といいます。
大腸内視鏡検査は検査自体よりもこの前処置が辛いともよく言われます。当クリニックでは、液体による腸洗浄液や、錠剤タイプなど、現在一般的となっている大腸の前処置法のすべてをご用意しています。患者さんの味覚や、飲みやすさに合わせて、お選びいただけます。
また、大腸検査の方のための専用待合室と専用トイレ(ウォシュレット)を設け、少しでも楽に前処置が受けられるよう配慮しています。患者さんにもやさしい内視鏡検査を目指します。